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photo/「niagara international marathon提供」
金哲彦コーチが贈るアドバイス!その1
★初めての海外マラソン
 年間数百万人のランナーが全国各地でレースにチャレンジし、またレースに出場することそのものを楽しむ時代になりました。そんなランナーの多くは、まず軽いジョギングからスタートしますが、やがて少し走れるようになった段階で国内でのレースにチャレンジしていきます。

 現在日本国内には、2〜3キロからウルトラマラソンまで、年間1800ものランニングレースが開催されています。それはまるで“走るお祭り”。大小さまざまな規模の“走るお祭り”が毎週のように開催されているのです。これは海外でも同じこと。むしろ欧米諸国では、日本よりずっと前からランニングレースの歴史があります。世界最古のマラソン「ボストンマラソン」は100年以上の歴史があり、4月のマラソン当日には、親子代々家の前で私設エイドステーションを出してランナーをもてなし、ハイタッチをで応援する伝統があるほどです。

 そんな海外マラソンの魅力は、マラソンが開催される国と都市、そしてそこに住んでいる人の魅力のすべてを走りながら満喫できること。そして、走り終わったあとの食事やお酒も、日本では見たことのない珍しいものばかりで最高です!
★海外マラソン心構え ○海外マラソンに参加する為の準備・心得
●持ち物
 海外マラソンとはいえ、同じマラソンレース。日本国内のレースと基本的に持ち物に差はありません。通常の海外旅行セット+マラソン大会に行くセットで十分。
 ただし、つい陥りがちなことがあります。それは多くの人が「コンビニで何でも買えるから」という意識を持っていること。残念ながら、日本のように便利なコンビニは海外にはありません。したがって、「現地ではなにも買えない(あったとしても商品が発見できない!)」という意識で、どんな細かいもの(たとえば絆創膏やティッシュペーパー、爪切りなど)でも、あらかじめ準備してスーツケースに入れておいたほうがいいでしょう。さらに、海外マラソンでは、ほとんどの場合日本と気候が異なります。
 また、一日のなかで寒暖の差が激しいのも特徴です。手袋など、日本では冬でしか使わないものでも持参しておけば、万が一のときにも対応できます。雨に対する対応も「常に最悪の雨」を想定してレインウェアを準備しておけば完璧です。
 そして、意外に大切なのがシューズ選びです。場所にもよりますが、海外マラソンのコースは日本より硬い道路の場合が多いので、少しクッションの厚いシューズを予備にもっていき、事前に感触を試しておくのもいいでしょう。
●心理編
 みなさんは海外旅行に行く時、「わくわく」しますか?「どきどき」しますか?おそらく、2つの気持ちが入り混じった気持ちになる人がほとんどでしょう。そして、マラソンレースに出場するときは国内でも同じような気持ちになります。もし初めての海外旅行がマラソンレースだったら、それこそたいへんですね!でも、できるだけ平常心を忘れずに行動してください。
 もし、海外のレースで自己記録を狙う場合は、時差調整もたいせつなことです。トップアスリートと違って、長い期間現地に滞在することはできませんので、時差が大きい国に行った場合は、到着してから必ず少し走って汗を流してください。そうすることで、身体のリズムが現地時間にはやく対応できるようになります。
 また海外では言葉が通じないことが多いので、スタート地点であわてないためにも、レースの詳細に関する情報収集は、かなり念いりにやっておきましょう。
●体調編
 いうまでもなく、万全の体調でのぞまなければマラソンレースでは成功できません。体調を整える大切なポイントは睡眠と栄養。つまり海外レースでは、時差調整と現地での食事(機内での食事も含めて)です。まず、行きの飛行機でお酒を飲みすぎないこと。もし機内食が消化の悪そうなものなら、あらかじめ空港で食事をとっておいて、機内では飲み物だけでもいいでしょう。
 現地についたらまずジョギングをすることを勧めますが、できるだけ早めに、現地の時間で3食をとってください。着いたすぐで食欲がなければ少量で構いません。
 現地の滞在がホテルでは自炊ができないので、すべて外食になります。マラソンでは炭水化物のエネルギーが大切なので、和食や中華、韓国料理など、ご飯が食べられる手ごろなレストランを、いくつか探しておいて、それらをローテーションするといいでしょう。海外で日本食というと「すし屋」も多いとは思います。しかし、寿司は食中毒のリスク(疲れているとちょっとした細菌でもかかりやすい)も伴いますので、レース後のご褒美にとっておきましょう。
 また海外では、口に入れる水に絶対注意が必要です。現地に着いたらすぐに「ミネラルウォーター」を手に入れることも忘れないようにしてください。
 

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